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自動車鈑金塗装の開業支援 > 開業コラム > 車のカラーコードの見方|プレートの位置と表示の読み方、同じコードで色が違う理由
車のカラーコードとは、自動車メーカーが車体の色ごとに付けている、英字と数字を組み合わせた短い記号です。多くの車では、エンジンルームの中か、運転席側のドアを開けた車体の柱のあたりに貼られた金属や樹脂のプレート(コーションプレート、モデルプレートなどと呼ばれます)に書かれています。補修塗装の塗料は、このコードを手がかりに塗料メーカーの配合データを引いて作ります。
探す場所さえ分かれば、読むのは難しくありません。この記事では、鈑金塗装工場の受付や見積の場面で役立つように、カラーコードの見方、プレートが見つからないときの調べ方、ツートンやパールの表示の読み方、同じコードでも色が違って見える理由をまとめます。プレートの位置や表示の形はメーカー、車種、年式で違うため、ここでは傾向と確かめ方を中心に説明します。
まず基本から。カラーコードは、車体の色を自動車メーカーの中で区別するための記号です。同じ「白」や「黒」でも、メーカーや年式によって色味やメタリック・パールの入り方が違い、それぞれに別のコードが付いています。色の名前(カタログの色名)は販売時期によって呼び方が変わることもあるので、塗装の現場では色名よりコードで話すほうが確実です。
使い道ははっきりしています。補修塗装では、カラーコードから塗料メーカーの配合データ(原色をどれだけ混ぜるかの表)を引き、それをもとに調色を始めます。コードを間違えると、最初の配合から大きく外れ、試し吹きの回数が増えます。受付で控える。それだけで調色の手間は減ります。
カラーコードは車体色をメーカーが区別する記号、補修塗装の配合データを引く鍵
車のカラーコードとは、自動車メーカーが車体の色ごとに付けている英字と数字の短い記号で、同じ白や黒でもメーカー、年式、メタリックやパールの有無で別のコードになります。カタログの色名は販売時期で呼び方が変わることがあるため、鈑金塗装の現場では色名より先にコードで色を特定します。補修塗装の塗料は、このカラーコードから塗料メーカーの配合データを引いて作るので、コードを読み違えると最初の配合が大きく外れ、試し吹きと比色の回数が増えます。入庫の受付で、車台番号や型式と一緒にカラーコードを記録し、プレートの写真も残しておくと、見積と塗料の手配が早くなり、再入庫のときにも同じ情報を使えます。
カラーコードが書かれたプレートの位置は、メーカーや車種で違います。探す場所は限られます。
プレートには、車台番号、型式、エンジンの型式などと一緒に、車体色のコードが書かれていることが多く、「COLOR」「COLOR/TRIM」のように欄の名前が付いているものもあります。車体色と内装色(トリム)のコードが並べて書かれている場合は、どちらが車体色かを見分ける必要があります。
プレートがない車もあります。事故の損傷で外れていたり、汚れや色あせで読めなかったりする場合です。その場合は、車台番号を添えて自動車メーカーの販売店や塗料の販売店に問い合わせると、車体色を調べてもらえることがあります。車台番号は電子車検証の券面にも記載されています。車検証を見せてもらいましょう。
プレートはエンジンルームかドアの開口部が多い、読めなければ車台番号で問い合わせる
車のカラーコードの見方は、まずエンジンルームの中と、運転席側や助手席側のドアを開けた車体の柱や敷居のあたりにあるプレートを探すことから始めます。プレートには車台番号、型式、エンジンの型式と並んで車体色のコードが書かれていることが多く、「COLOR」や「COLOR/TRIM」といった欄の名前が付いているものもあります。内装色のコードと並んでいる場合は取り違えに注意します。プレートが事故で外れていたり読めなかったりするときは、電子車検証の券面にも載っている車台番号を添えて、自動車メーカーの販売店や塗料の販売店に問い合わせると、車体色を調べてもらえることがあります。位置はメーカーと年式で違うので、取扱説明書も手がかりになります。
ツートンは色が2つあります。屋根やピラーだけ色が違うツートンカラーの車では、2つの色のコードが組み合わせて書かれていたり、ツートン全体に1つのコードが付いていたりします。書き方はメーカー次第です。修理する部分がどちらの色に当たるかを車体で確かめてから配合を引きます。
3コートは手間が増えます。白のパールなど、下の色の上にパールの層を重ね、さらにクリアーを塗る3層の塗装(3コート)の色もあります。この場合、配合データにはベースの色とパール層の両方が示されることが多く、塗り重ねる回数でも色が変わります。3コートの色は試し吹きの見本板を何枚か作って、回数ごとの違いを比べる必要があります。
樹脂も要注意です。バンパー、ドアミラー、樹脂のパネルは、車体と同じカラーコードで塗られていても、素材や塗り方の違いで見え方がわずかにずれることがあります。車体の鉄板の部分と樹脂の部分の両方を修理するときは、それぞれの周りの色と比べて調色します。
ツートン・3コート・樹脂部品は、同じ車でも合わせる相手を分けて考える
カラーコードの表示の読み方で迷いやすいのは、ツートンカラー、パールの3コート、樹脂部品の3つです。ツートンでは2色のコードを組み合わせて書く場合と全体で1つのコードにする場合があり、修理する部分がどちらの色かを車体で確かめてから配合を引きます。白のパールなどの3コートは、配合データにベースとパール層の両方が示され、パール層を塗り重ねる回数でも色が変わるため、回数を変えた見本板を何枚か作って比べます。バンパーやドアミラーなど樹脂部品は、同じコードでも素材と塗り方の違いで見え方がずれることがあり、鉄板の部分とは別に、すぐ隣の色と比べて合わせます。
よくある悩みです。カラーコードが同じでも、修理する車の色と、配合データどおりに作った塗料の色が合わないことはよくあります。理由は4つあります。
コードは出発点にすぎません。塗料メーカーが同じコードに複数の配合を用意している場合は、色見本と車体を比べて近いものを選び、試し吹きで確かめてから本番に入ります。調色の手順は調色のやり方で詳しく説明しています。使うスプレーガンの選び方はスプレーガンの選び方をご覧ください。
カラーコードは調色の出発点、最後は試し吹きと車体の比較で決める
同じカラーコードでも色が違って見えるのは、新車の塗装が自動車メーカーのラインで補修と違う塗料と乾燥条件で行われていること、生産の時期や工場でわずかな差があること、日光や洗車、磨きで年々色と艶が変わること、補修する側のガンの距離や速さ、膜厚でメタリックやパールの見え方が変わることが重なるためです。カラーコードから引いた配合は調色の出発点で、そのまま塗れば合うとは限りません。塗料メーカーが同じコードに複数の配合を用意しているときは、色見本と車体を比べて近いものを選び、本番と同じ条件で試し吹きした見本板を車体に当てて確かめてから塗ります。合った配合は車ごとに記録しておきます。
コードは何度も使います。見積から塗料の発注、調色、作業の記録までの各工程で必要になる情報です。受付で次の順に記録しておくと、後の工程が楽になります。
写真は必ず残します。色の系統で調色と塗装の手間が変わるので、見積の段階で分かっていれば金額の根拠を説明しやすくなります。見積の項目は板金塗装の見積の作り方、記録を残す仕組みは鈑金工場の業務管理システムで紹介しています。
カラーコードは車体のプレートで確かめるのが基本です。電子車検証の券面には車台番号や型式が載っているので、プレートが読めないときは車台番号を添えて販売店などに問い合わせてください。
配合は引けます。ただ、車の色は年数で変わるため、試し吹きで車体と比べてから使います。調色を外注する場合も、カラーコードと車台番号を伝えると話が早く進みます。
必要です。新しい色の配合を決めるために、塗料メーカーの色見本やコードを使います。元の色のコードも、ドアの内側など塗らない部分との境を考えるときに役立ちます。
車両ごとの記録に残せる自動車整備システムなら、再入庫のときにすぐ引き出せます。整備システム 比較のときは、車両の記録に自由にメモを残せるかを確かめておきましょう。
記載内容は2026年10月24日時点で公表資料を確認したものです。許認可や法令の個別の判断は、所管の官庁・自治体・専門家にご確認ください。
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