日本カーネットのおすすめサービス

車屋さんのホームページが月500円初期費用0円・20日間無料でお試し車屋さんのホームページが月額500円(税込550円)|初期費用0円・20日間無料新車を1台から業販価格で国産8メーカー・最短1時間で回答新車を1台から業販価格で仕入れ|国産8メーカー・最短1時間で値引き回答整備・車販システムの実際の月額パソコン1台 6,600円〜(税込)導入した会社の実際の月額(税込) パソコン1台利用の場合6,600円/2台利用の場合8,800円/3拠点・12台利用の場合29,700円PDFの結合・圧縮が無料登録不要の業務ツール31種類PDFの結合・圧縮 ぜんぶ無料|はねつーる 登録不要・31種類の業務ツールIT導入補助金で最大450万円システム導入費を最大4/5補助IT導入補助金2026 システム導入に最大450万円補助|補助率最大4/5自動車業界の情報を無料でお届け整備・鈑金・販売の情報を週1〜2回自動車業界の最新情報が届く|整備・鈑金・販売の情報を週1〜2回(無料メルマガ)整備ソフト40製品の比較表料金・契約期間・移行を1枚で確認整備ソフト40製品 比較表を無料で|料金・契約期間・データ移行まで代車をわナンバーで売上に1日5,000円〜・資格取得は不要代車をわナンバーに 1日5,000円〜の売上|資格取得は不要・資料は無料

自動車鈑金塗装の開業支援 > 開業コラム > 調色のやり方|自動車補修塗装の配合データ・試し吹き・ぼかしと色が合わない理由

調色のやり方|自動車補修塗装の配合データ・試し吹き・ぼかしと色が合わない理由

公開日:2026年10月24日 / 更新日:2026年10月24日 / 執筆:日本カーネット株式会社

自動車補修塗装の調色は、カラーコードの配合データから原色を計量し、試し吹きと比色を繰り返してその車のいまの色に合わせる作業です。7つの手順、ぼかしと測色機の使い方、新車色と差が出る4つの理由、外注との使い分けを解説します。

自動車補修塗装の調色とは、修理する車のいまの色に合わせて、原色の塗料を混ぜて同じ見え方の塗料を作る作業です。カラーコードから塗料メーカーの配合データを引き、計量して混ぜ、試し吹きした見本板を車体と比べて足りない色を足す、という手順を、色が合うまで繰り返します。最後に、周りの塗装へなじませる「ぼかし」で、わずかな差を目立たなくします。

この記事では、鈑金塗装で開業する人に向けて、調色のやり方を配合データ、試し吹き、ぼかし、測色の順に説明し、同じカラーコードでも新車の色と差が出る理由、調色を自社で行うか外注するかの判断の材料をまとめます。調色は経験の差が出る工程ですが、手順と記録の残し方を決めておけば、やり直しの回数は減らせます。

自動車補修塗装の調色とは

新車の塗装は自動車メーカーの工場のラインで行われ、補修塗装とは塗料も設備も条件も違います。そのうえ車の色は、年数がたつと日光や洗車で少しずつ変わります。そのため、カラーコードどおりの配合で塗料を作っても、そのまま塗れば周りと色がずれることがあります。調色は、この差を埋めるために、補修する車の「いまの色」に合わせて塗料を作り直す作業です。

ソリッド(単色)、メタリック、パールでは難しさが違います。ソリッドは主に色味と明るさを合わせますが、メタリックやパールは、アルミ片やパール顔料の並び方で、正面から見た色と斜めから見た色が変わります。斜めから見たときの明るさまで合わせる必要があり、調色の手間はソリッドより多くかかります。

調色は「カラーコードの色」ではなく「その車のいまの色」に合わせる作業

自動車補修塗装の調色とは、原色の塗料を配合データに沿って計量して混ぜ、試し吹きと比色を繰り返して、修理する車の現在の色と同じ見え方の塗料を作る作業のことです。新車の塗装は自動車メーカーのラインで補修とは違う塗料と条件で行われ、さらに年数とともに日光や洗車で色が変わるため、カラーコードどおりの配合でも周りとずれることがあります。ソリッドは色味と明るさを合わせれば済むことが多い一方、メタリックやパールはアルミ片や顔料の並び方で正面と斜めの見え方が変わるため、両方の角度で比べる必要があります。調色にかける時間は色の種類で大きく変わるので、見積の段階で色の系統を確かめておきます。

調色のやり方(配合データから試し吹きまで)

調色の基本の流れは、どの塗料メーカーの調色システムを使う場合でもほぼ同じです。

  1. 車体のカラーコードを確かめる(車のカラーコードの見方)
  2. 塗料メーカーの配合データで、カラーコードに対応する配合を引く。同じコードに複数の配合が用意されている場合は、色見本と車体を比べて近いものを選ぶ
  3. 原色を電子はかりで計量して混ぜる。少量で作るほど誤差が大きくなるので、必要量に合わせて作る
  4. 見本板(テストピース)に、本番と同じガン、同じ距離、同じ回数で試し吹きする
  5. 乾燥させ、クリアーが必要な色はクリアーまで塗ってから車体と比べる
  6. 差があれば、どの原色を足すかを決めて少しずつ加え、もう一度試し吹きする
  7. 合った配合を記録する

比べるときの条件

色の見え方は光で変わります。比べるときは、昼間の自然光か、色の比較に使う照明の下で、車体と見本板を同じ向き・同じ角度に並べます。蛍光灯や夕方の光だけで判断すると、外に出したときに色が違って見えることがあります。表面色の見比べ方は、日本産業規格のJIS Z 8723(表面色の視感比較方法)でも条件が定められています。メタリックやパールは、正面、斜め、浅い角度の3方向から比べます。

調色のやり方は「配合を引く、計量する、試し吹き、比色、足す」の繰り返し

調色のやり方は、カラーコードから塗料メーカーの配合データを引き、原色を電子はかりで計量して混ぜ、見本板に本番と同じガン・距離・回数で試し吹きし、乾燥とクリアーの後に車体と比べ、足りない原色を少しずつ加えてまた吹く、という手順の繰り返しです。同じカラーコードに複数の配合がある場合は、色見本と車体を比べて近いものから始めると回数が減ります。比べるときは昼間の自然光か色比較用の照明の下で、車体と見本板を同じ角度に並べ、メタリックやパールは正面、斜め、浅い角度の3方向で見ます。合った配合と足した量は必ず記録し、同じ車がまた入庫したときに使えるようにしておきます。

ぼかしと測色で調色の差を目立たなくする

ぼかし塗装

ぼかしは、補修する部分から周りの塗装へ向けて、色を少しずつ薄く広げていき、境目を目で追えないようにする塗り方です。調色でぴったり同じ色を作れなくても、ぼかしをうまく使えば境目は見えにくくなります。逆に、ぼかしの範囲を取れないパネルの端や、隣のパネルとの境で色を合わせる場合は、調色の精度がそのまま仕上がりに出ます。ぼかし用に小型のスプレーガンを使う工場もあります(スプレーガンの選び方)。

測色機(分光測色計)

測色機は、車体の色を機械で測って数値にし、塗料メーカーの配合データの中から近い配合を探したり、補正の候補を出したりする機器です。メタリックやパールに対応した、複数の角度で測れる機種もあります。目で比べる手間は減りますが、測る場所の汚れや磨き残し、塗装の劣化で数値がぶれるので、最後は試し吹きと目での確認が必要です。導入するかどうかは、月にどれだけ調色するか、メタリックやパールの車が多いかで判断します。

ぼかしは調色のわずかな差を隠し、測色機は最初の配合選びを速くする

ぼかし塗装とは、補修部分から周りの塗装へ向けて色を少しずつ薄く広げ、境目を目で追えないようにする塗り方で、調色でわずかな差が残っても仕上がりを整えられます。ただしパネルの端や隣のパネルとの境では、ぼかしの範囲が取れず、調色の精度がそのまま出ます。測色機(分光測色計)は車体の色を数値にして、塗料メーカーの配合データから近い配合を探す機器で、複数の角度で測れる機種はメタリックやパールの配合選びに役立ちます。測る面の汚れや劣化で数値がぶれるため、最後は試し吹きと目視で確かめる工程は残ります。月の調色の件数と、メタリック・パールの車の割合を見て、導入の時期を決めます。

調色で新車の色と差が出る理由

「カラーコードどおりに作ったのに色が合わない」という差には、いくつかの原因が重なっています。

原因 内容
新車の塗装との違い 新車は自動車メーカーのラインで、補修とは違う塗料、設備、乾燥の条件で塗られている
生産時期や工場による差 同じカラーコードでも、生産の時期や工場で色がわずかに違うことがある
経年の変化 日光、雨、洗車、磨きで、塗装の色や艶が少しずつ変わる
塗り方の違い ガンの距離、吹く速さ、回数、膜厚、空気圧で、メタリックの並び方と明るさが変わる
下地と環境 下地の色、気温、湿度、乾燥の条件で見え方が変わる

このうち塗り方の違いは、工場の中で減らせる原因です。試し吹きは本番と同じ条件で行い、調色した人と本番を吹く人が違うなら、ガンの設定と吹き方をそろえておきます。下地の色を仕上げの色に近づけると、少ない回数で色が決まりやすくなります。

色の差は新車との条件差、生産時期、経年変化、塗り方の4つが重なって出る

補修塗装で新車の色と差が出るのは、新車が自動車メーカーのラインで補修と違う塗料と乾燥条件で塗られていること、同じカラーコードでも生産の時期や工場でわずかな色の違いがあること、日光や洗車、磨きで色と艶が年々変わること、そして補修する側のガンの距離、速さ、回数、膜厚、空気圧でメタリックの並び方と明るさが変わることが重なるためです。このうち最後の塗り方の差は工場の中で減らせます。試し吹きを本番と同じガン設定と吹き方で行い、調色する人と本番を吹く人の手順をそろえます。下地を仕上げの色に近い色にしておくと、塗り重ねる回数が減り、色も決まりやすくなります。

調色を自社で行うか外注するかの使い分け

調色を自社で行うには、原色の塗料一式、調色用のはかり、配合データ、試し吹きの場所、比色の照明が必要です。原色をそろえると在庫の量が増えるため、消防法の危険物の数量にも影響します(危険物の指定数量と少量危険物)。試し吹きも有機溶剤中毒予防規則の塗装業務に当たるので、塗装ブースなど換気のある場所で行います。

やり方 向いている場合 気をつけること
自社で調色 塗装の入庫が毎日あり、色の種類も多い 原色の在庫と期限、調色にかかる時間、担当者の育成
塗料販売店などの調色サービスを使う 開業直後で入庫が少ない、難しい色だけ任せたい 受け取りまでの時間、最後の微調整は自社で必要なことがある
組み合わせる ソリッドは自社、メタリックやパールの難しい色は外注 どの色を外注するかの基準を決めておく

開業したばかりで台数が少ないうちは、外注と組み合わせて始め、入庫が増えてから原色をそろえる順番も無理がありません。調色にかかった時間と材料は見積に入れる項目です。見積の作り方は板金塗装の見積の作り方、塗料の仕入れと値上がりへの備えは塗料・シンナーの品薄と値上がりへの備えをご覧ください。

入庫が少ないうちは外注と組み合わせ、増えたら原色をそろえる

調色を自社で行うには、原色の塗料一式、調色用の電子はかり、配合データ、換気のある試し吹きの場所、比色用の照明が必要で、原色の在庫は消防法の危険物の数量にも数えます。塗装の入庫が毎日あり色の種類も多い工場は自社調色が合い、開業直後で台数が少ない工場は、塗料販売店などの調色サービスを使うか、ソリッドは自社、メタリックやパールの難しい色は外注と分ける方法が現実的です。外注した塗料でも、最後の微調整は自社で必要になることがあります。調色の時間と材料費は見積に入れる項目なので、1台ごとに記録しておくと、自社で原色をそろえる時期の判断材料にもなります。

よくある質問

調色は資格がなくてもできますか?

調色そのものに必要な国家資格はありません。ただし試し吹きは有機溶剤を使う塗装業務に当たるため、従業員に行わせるなら有機溶剤作業主任者の選任や特殊健康診断が必要です(有機溶剤作業主任者とは)。

調色の練習はどうすればよいですか?

合わせた配合と足した原色の量を毎回記録し、うまくいった例と失敗した例を見比べるのが近道です。塗料メーカーや販売店が開く講習を使う方法もあります。

ソリッドの白でも調色は必要ですか?

白も年数や生産時期で色味が変わるため、配合どおりでは合わないことがあります。試し吹きで確かめてから本番に入ります。

調色した配合の記録はどこに残せばよいですか?

車ごとの履歴に残すと、同じ車の再入庫で使えます。自動車整備システムの車両の記録にメモを残す方法もあります。整備ソフト おすすめを探すときは、車両ごとの作業履歴を残せるかを確かめてください。鈑金工場の業務管理システムで詳しく紹介しています。

出典・参考資料

記載内容は2026年10月24日時点で公表資料を確認したものです。許認可や法令の個別の判断は、所管の官庁・自治体・専門家にご確認ください。

自動車鈑金塗装の開業、まず何から始めますか?

代車の準備・中古設備・キャッシュレス決済・リサイクルパーツの仕入先・ホームページ・業務管理システムまで、開業に必要なサービスをまとめてご提案します。自動車業界一本で20年以上のノウハウをもとに、ご相談は無料でお受けしています。

無料で相談・資料請求する

※ご相談受付は、自動車整備/自動車販売/自動車鈑金などの事業者様のみとさせていただきます。